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揚げ物の油処理、一人暮らしならどうする?めんどくさい方法はイヤ

一人暮らしの油処理のアイキャッチ

一人暮らしで揚げ物をしたいけれど、「油の処理ってどうすればいいの?」と悩んで諦めていませんか。

確かに、油処理は面倒なイメージはありますよね。でも実は、正しい方法さえ知っていれば思ったより簡単なんです。

油処理には「固める」「吸わせる」「保存する」といういくつかの方法があって、それぞれにメリットがあります。

一人暮らしの小さなキッチンでも、ちょっとしたコツや便利グッズを使えば、後片付けのストレスをぐっと減らせますよ。

この記事では、一人暮らしでも安心して実践できる油処理の基本から、おすすめの便利グッズ、さらにはもっとラクになる工夫まで、詳しくご紹介していきます。

揚げたてサクサクのコロッケや唐揚げを自宅で食べられたら、最高ですよね。今からでも揚げ物にチャレンジしちゃってくださいね。

目次

一人暮らしでも簡単!揚げ物の油処理の基本4ステップ

油処理の基本的な流れさえ覚えてしまえば、揚げ物の後片付けも全然怖くないんですよ。めての方でも迷わずできる4つのステップをご紹介しますね。

① 油をしっかり冷ます(火傷・発火防止)

揚げ物が終わったら、まず何よりも大事なのは油をしっかり冷ますこと。

熱いままの油を処理しようとすると火傷の危険があるし、最悪の場合は袋やゴミ箱の中で発火する恐れもあるんです。

目安としては、鍋や容器を素手で触れるくらいになるまで待ちましょう。冬なら比較的早く冷めますが、夏は室温が高いのでもう少し長めに時間をとった方が安心です。

油を冷ましている間は、安全のためにもコンロの奥に置いておくといいですよ。

油の冷却時間を待つことが、安全な油処理のスタート地点です。

② 処理剤や紙に吸わせる(固めるor吸収タイプ)

油が冷めたら、いよいよ処理の本番です。

家庭での油処理には大きく分けて「固める方法」と「吸わせる方法」の2パターンがあります。

固めるタイプは、油がまだ少し温かいうちに市販の凝固剤を入れて溶かすと、冷めた時に固まってくれるんです。固まった油は袋に入れてそのまま捨てられるので、めちゃくちゃ楽ちんですよ。

一方、吸わせる方法は、油が完全に冷めてから新聞紙や専用の吸油パッドに染み込ませて処理します。

少量の油なら、牛乳パックに新聞紙などの古紙を詰めて、そこに油を流し込むやり方もおすすめ。

牛乳パックを使う時は、自然発火を防ぐためにも新聞紙には水を染み込ませておくと、より安全です。

どちらの方法を選ぶかは、油の量や自分の生活スタイルに合わせて決めればOKです。

③ 処理した油は燃えるゴミとして処分(自治体ルールを確認)

処理した油は、基本的に燃えるゴミとして出せますが、自治体によってルールが微妙に違うことがあるんです。

多くの地域では、固めたり紙に吸わせたりした油を燃えるゴミの日に出せますが、念のため自分の住んでいる市区町村のゴミ出しルールをチェックしておきましょう。

また、一部の自治体では廃油の回収ボックスを設置しているところもあります。

回収された油は石鹸やバイオディーゼル燃料にリサイクルされるので、環境のことを考えるのなら、こうした制度を使ってみるのもいいですね。

ゴミ袋に入れる時は、油が漏れないようにしっかり口を縛って、できれば二重にしておくとバッチリです。特に夏は臭いが気になりやすいので、早めにゴミ出ししちゃいましょう。

④ 容器や鍋の残り油もペーパーで拭き取る

油処理した後も、鍋やフライパンには薄く油膜が残っています。油膜が残ったまま洗ってしまうと、排水管に油が流れて詰まりの原因になっちゃうんです。

洗う前に必ずキッチンペーパーや古紙で内側をしっかり拭き取りましょう。

特に揚げ物に使った鍋は、側面にも油が跳ねて付いてるんですよね。底だけじゃなくて側面や縁の部分も丁寧に拭くと、洗剤も少なくて済むし環境にも優しいです。

拭き取りに使ったペーパーは油を吸ってるので、燃えるゴミとして処分してください。このひと手間を加えるだけで、排水管を守りながら食器洗いもずっと楽になりますよ。

油処理がラクになる!おすすめ処理グッズ

油処理を少しでも簡単にするには、専用グッズを使うのが一番です。

油を固めるタイプ(油固めてポイ・エコポイなど)

市販の凝固剤は油処理の定番アイテムです。「固めるテンプル」や「固めてガチットポイ」といった商品名で売られていて、ドラッグストアやスーパーで気軽に買えちゃいます。

使い方は超簡単で、揚げ物が終わった後、油がまだ温かいうち(だいたい80度くらい)に凝固剤を入れてよく混ぜるだけ。

油が冷めると、まるでゼリーみたいに固まって、フライ返しでそのまますくって袋に入れられます。

液体のままだと扱いにくい油が固形になるので、こぼす心配もゼロ。処理がめちゃくちゃ簡単になるんです。

一人暮らしで使う油の量って比較的少ないから、1箱買えば数回分は使えてコスパも良好。初めて揚げ物する方や、油処理に不安がある方には特におすすめですよ。

吸わせて捨てるタイプ(新聞紙・油吸収パッドなど)

新聞紙は昔ながらの油処理方法として今も使えます。新聞を取ってる家なら追加でお金もかからないし、エコな選択肢になりますね。でも、一人暮らしだと新聞を取っいない場合がほとんどでしょうから、一人暮らしには不向きかもしれません。

最近は「油吸収パッド」という専用商品も人気があります。油吸収パッドを鍋に入れるだけで油を吸い取ってくれます。

新聞紙より吸収力が高くて、衛生的に使えるのが魅力。少量の油だけなら、キッチンペーパーを何枚か重ねて使うのも手軽で便利です。

オイルポットで一時保存&再利用

頻繁に揚げ物する人や、油を無駄にしたくない人には、オイルポットがおすすめ。

オイルポットは使った後の油を濾過しながら保存できる容器で、ちゃんと管理すれば2~4回くらいは繰り返し使えるんです。油を毎回捨てなくていいから、お財布にも優しいですよね。

オイルポットを選ぶときは、一人暮らしなら容量が小さめ(0.6リットル~1リットルくらい)のものが使いやすいと思います。

濾過網が付いてるタイプを選べば、揚げカスを取り除きながらきれいな状態で保存できますよ。

ただ、保存した油は酸化が進んじゃうので、できるだけ早めに使い切るのが大事。保存中は直射日光を避けて、涼しい場所に置いてくださいね。魚を揚げた後の油は臭いが残りやすいから、再利用には向かないっていうのも覚えておくといいですよ。

一人暮らしなら「固める or 吸わせる」がベスト

一人暮らしの揚げ物の油処理には、オイルポットで保存するより「固める」か「吸わせる」タイプの方法の方が向いてるんです。理由は、使う油の量が少ないことと、再利用する前に油が酸化しちゃう可能性が高いから。

一人分の揚げ物に使う油って、多くても500ミリリットルくらいですよね。500ミリリットルくらいの量なら、凝固剤や吸油パッドで処理する方が手間もコストも少なくて済みます。

オイルポットを使う場合、次に揚げ物するまで時間が空くと油が酸化して風味が落ちるし、色も濁ってきちゃうんです。一人暮らしで毎日揚げ物する人って少ないと思うので、結局は劣化した油を捨てることになっちゃいます。

それに、キッチンスペースが限られてる一人暮らしの部屋だと、オイルポットを置く場所にも困ります。その点、凝固剤や吸油パッドは使う時だけ取り出せばいいから、収納場所も取らなくて済みます。

もちろん、週に何度も揚げ物する方とか、料理が趣味で油をしっかり管理できる方は、オイルポットを活用するのもアリです。自分のライフスタイルに合わせて、ベストな方法を選んでくださいね。

油処理のNGな方法!油を流してはいけない理由

「少量だから」って油を排水口に流しちゃうのは絶対NGです。

排水管の詰まり・悪臭の原因になる

油って水に溶けないし、冷えると固まる性質があるんです。排水口に流された油は、配管の中で冷やされて固まって、だんだん蓄積していきます。最初は気づかなくても、何回も流してるうちに排水管の内側に油の層ができて、水の流れが悪くなっちゃうんですよね。

さらに、固まった油には食べ物のカスや髪の毛なんかが絡みついて、頑固な詰まりの原因に。排水の流れが悪くなるだけじゃなくて、油が腐敗して超強烈な悪臭を放つこともあるんです。

一度詰まっちゃうと、専門業者に頼んで高額な清掃費がかかることもあるから、予防が何より大事。

賃貸の場合、配管の詰まりが原因で退去時に修繕費を請求されるケースもあるので、特に気をつけてください。

「バレなきゃ大丈夫」なんて考えは超危険。正しい処理方法を守ることが、自分自身を守ることにもつながりますよ。

環境汚染につながる。下水で処理できない

油を排水口に流すのは、環境への影響も深刻なんです。

下水処理場では微生物の働きで汚れを分解してるんですけど、油は微生物じゃ分解しきれないんです。だから、処理されないまま河川や海に流れ出ちゃう可能性があるんです。

油は水面に膜を作って、水中の酸素を遮断して水の中の生き物が酸欠状態になり生態系に悪影響が出るんです。

しかも、油1リットルを魚が住める水質にまで薄めるには、なんと約20万リットルもの水が必要なんだとか。

つまり、ほんのちょっとの油でも、流しちゃえば膨大な量の水を汚染することになっちゃうんです。一人ひとりの意識が環境保護につながるってこと、忘れないでくださいね。

できるだけ油処理をラクにするコツ

油処理をもっと簡単にするには、調理方法とか道具選びにも工夫が必要です。

少量の油で「揚げ焼き」スタイルにする

一人暮らしの揚げ物には、たっぷりの油で揚げるより、フライパンに少量の油を入れて焼くように仕上げる「揚げ焼き」がおすすめ。

揚げ焼きなら、食材が半分浸かるくらいの油で済むから、使う油の量を半分以下に抑えられるんです。

揚げ焼きでも、時々ひっくり返しながら調理すれば、外はカリッと中はジューシーに仕上がります。コロッケとか唐揚げ、とんかつとか、ほとんどの揚げ物が揚げ焼きで作れちゃいますよ。

油の量が少なければ、油処理も楽になるし、キッチンペーパーで吸い取るだけで済むこともあります。お財布にも環境にも優しい調理法なんです。

鍋は小さく深いタイプを使う

揚げ物に使う鍋やフライパンは、小さくて深いタイプを選ぶと油の量を減らせます。底面積が広い浅い鍋だと、食材を浸すのに油がたくさん必要になっちゃうけど、小さめで深さのある鍋なら、少ない油でも十分な深さが確保できるんです。

一人暮らしには、直径16~18センチくらいの小鍋が理想的。揚げ物専用鍋として一つ持っておくと便利ですよ。

深さがあると油はねも少なくなるから、コンロ周りの掃除も楽になります。ただ、小さすぎると食材を入れた時に温度が下がりやすくなっちゃうから、一度に揚げる量は控えめにするのがポイントです。

調理後すぐではなく、冷めてから処理する

揚げ物が終わるとすぐ片付けたくなっちゃいますけど、油処理は必ず冷めてから。これは安全面だけじゃなくて、処理のしやすさにも関係してくるんです。

温かい油は、凝固剤を使う場合以外は扱いが難しいし危ないです。

冷めた油の方がドロッとして、袋とか容器に移す時も飛び散りにくくなります。

急いで処理しようとして火傷したり、熱い油をこぼしちゃったりするリスクを考えたら、時間をかけて冷ます方が結果的に効率的なんですよね。

揚げ物を食べ終わって、食器を洗って、ちょっと一息ついてから油処理に取りかかるくらいのペースがちょうどいいです。

下準備で新聞紙を敷いておく

揚げ物を始める前に、コンロ周りとかシンクの近くに新聞紙を敷いておくと、後片付けがめちゃくちゃ楽になります。油はねで汚れた部分も、新聞紙ごと捨てられるから、拭き掃除の手間が省けるんです。

それから、揚げた食材を置くバットの下にも新聞紙を敷いとくと、余分な油を吸い取ってくれます。

調理で使った菜箸とかトングを置く場所にも新聞紙を用意しとけば、テーブルやキッチン台を汚さずに済みますよ。こういう小さな工夫の積み重ねが、揚げ物のハードルを下げてくれるんです。

事前準備をしっかりやっとくと、調理も後片付けもスムーズに進められます。

まとめ。一人暮らしでも揚げ物は簡単に楽しめる

油処理のコツさえ押さえれば、一人暮らしでも揚げ物は全然難しくなく面倒でもないんです。

「固める」「吸わせる」「保存する」っていう3つの処理方法の中から、自分のライフスタイルとか調理頻度に合ったものを選んでくださいね。

特に一人暮らしなら、少量の油で済む「揚げ焼き」スタイルとか、処理が楽な凝固剤・吸油パッドでの油処理がおすすめ。

小さくて深い鍋を使えば油の量も減らせるし、下準備で新聞紙を敷いとくだけでも後片付けはずっと楽になりますよ。

何より大切なのは、油を絶対に排水口に流さないこと。環境にも配管にも悪いし、自分にも経済的な負担が返ってくる可能性があります。

正しい知識と適切な道具があれば、揚げたてサクサクの食感を自宅で味わえちゃいます。料理のレパートリーがぐんと広がり、一人暮らしの食生活がより豊かになるはずです。

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